リンパケアセラピストになるには?

リンパケアセラピストになるのに、まずは資格を取りたい。とはいえどれぐらい難しいものなのか?どんな種類があるのか?それぞれ費用はいくら必要で、どれくらいの期間がかかるのか?わからないことだらけですよね。

資格にはいくつも種類があったり、取得条件があったり…と複雑でよくわかりづらいもの。

そこで、リンパケアセラピストとして活躍するために必要な資格や、その難易度・費用・期間、種類ごとの受験方法など、ありとあらゆる情報を大特集!これからリンパケアセラピストを目指す方は必見です。

リンパケアセラピスト資格の難易度は?

リンパケアセラピストは、オイルを使ったリンパマッサージをするセラピストのことです。

資格取得講座は誰でも受けることができ、取得期間もそこまでかからないので、難易度は高くありません。

身体の仕組みについて勉強したうえで、アロマオイルやキャリアオイルの基本、リンパケアの基礎知識、テクニックを学んでいきます。

リンパケアセラピストの活躍の場は主に2種類。エステサロンなどで活躍する、リラクゼーション・美容目的のリンパケアセラピストと、病院などの医療機関で活躍する、医療リンパケアセラピストに分けられます。医療現場で活躍するリンパケアセラピストの場合は、医学的知識が必要になるので、難易度は高くなるようです。

リンパケアセラピストの資格取得に費用はどれぐらいかかる?

リンパケアセラピストの資格取得にかかる費用は、安いと3万円、高ければ60万円以上と、かなり幅広い価格設定となっています。

カリキュラムの内容や学習期間、通学なのか通信講座なのかによっても料金が異なるため、「何のために資格を取りたいのか」を明確にしたうえで選ぶようにしましょう。

通学でリンパケアセラピストを目指す場合

通学の場合、20万~30万円ほどが平均的な価格です。高いものだと50万円以上になることも。

リンパマッサージはただのリラクゼーションではなく、医学や介護の現場でも効果を期待されている技術。医療に特化している講座や、リンパケアマッサージの本場、フランスでの研修がある講座は、価格が高くなっているようです。

通学なら、プロの講師からリンパケアセラピストについて学べるので、医療業界で活躍したい方は通学で資格取得を目指すと良いでしょう。

通信講座でリンパケアセラピストを目指す場合

通信講座の料金相場は5万円ほど。安いものだと3万円、高い場合は20万円程度かかります。通学して受講する場合と比較して、金銭的な負担はそれほど大きくありません。

金額に大きく差が開く理由は、学習期間の違い。3万円の講座では1ヶ月の短期ですが、20万円の講座だと1年かけてじっくり学ぶプログラムになっています。

リンパケアセラピストの資格の種類は?

リンパケアセラピスト(一般財団法人 日本能力開発推進協会認定)

キャリアカレッジジャパンの通信講座を受けたあとに受験できる資格です。日本能力開発推進協会(JADP)とは、就職支援の一環としてさまざまな資格認定を行っている機関。リンパケアセラピスト講座では同時にアロマテラピストの資格も取得できます。

オリエンタルリンパドレナージュセラピスト(インターナショナル美容鍼灸協会)

中医学のツボと西洋医学のリンパを組み合わせた、オリエンタルリンパドレナージュの資格です。「フルボディケア」「小顔リフトアップケア」「ヘッドヒーリングケア」「美脚ヒップアップケア」などのコースがあり、最短3ヶ月で資格を取得することができます。

メディカルリンパドレナージュ(一般社団法人 日本メディカルリンパセラピスト協会認定)

通信講座やスクーリングを行っている日本メディカルリンパセラピスト協会が認定をしています。1~3ヶ月の短期間での資格取得が可能で、受講料も4万円かからない程度とお手頃。メディカルリンパドレナージュのほか、「腸リンパデトックスセラピー」といった資格も。

デトックスセラピスト(ボディセラピストカレッジ認定)

足つぼマッサージやハンドマッサージなどの講座を開いている、ボディセラピストカレッジで取得できる資格です。ボディライン作りやバストアップ、気持ち良さを重視した美容要素の高さが特徴。オイルトリートメントの手技をメインに学べるので、サロンを開業したい方におすすめです。

リンパリファインセラピスト(グローバルボディケア総合学院認定・国際セラピスト支援振興協会)

通信講座専門のグローバルボディケア総合学院で取得できる資格です。1つの講座を受けると、学院から発行される資格認定証に加え、国際セラピスト支援振興協会からも認定証をもらえます。受講期間は2~8ヶ月で、延長も可能。就職・開業のサポートもあるので、資格取得後も安心です。

医療リンパドレナージセラピスト(日本医療リンパドレナージ協会)

医療リンパドレナージセラピストは、医師の指導にもとづいて患者さんへの生活指導や治療を行う施術者のこと。臨床経験が豊富なスタッフによる講習会と研修で資格取得を目指します。これまでに1000人以上が合格者して、各医療機関などで活躍しています。

リンパケアセラピストの資格を取るのにかかる期間は?

資格を取得するまでの期間は、その資格を取るために勉強する科目によって異なります。それは、「医療目的」か「美容目的」かによって、必要な知識や技術が異なるためです。

では具体的にどのような資格が、どれぐらいの期間を要するか、一緒に見ていきましょう。

<医療>医療リンパドレナージュセラピスト(社団法人ICAA医療従事者研究会認定)

認定試験受験の要件は、135時間以上(45時間以上の座学・90時間以上の実技)の学習を受けていること。日程に換算すると約14日。しかし、多くの研修は土日に行なわれているため、14日の研修を受けるためには実質6ヶ月が必要となります。

このほかにも、リンパ浮腫療法士(リンパ浮腫療法士認定機構認定)という、医師・看護師・理学療法士・作業療法士だけが取れる資格もあります。

<美容>リンパケアセラピスト(JADP/一般財団法人 日本能力開発推進協会認定)

約3ヶ月程度で終えられる学習カリキュラム。キャリアカレッジジャパンの通信講座で手軽に受講できるものです。1ヶ月目に基礎知識(座学)、2ヶ月目にセルフトリートメント(実技)、3ヶ月目に手技(実技)、そして仕上げに開業ノウハウを学べます。

添削問題で苦手を洗い出したり、講師に的確なアドバイスをもらえたりと効率的に学習を進めることができます。

主な資格の詳しい受験情報が知りたい

ここではリンパケアセラピストの代表的な資格「リンパケアセラピスト」「医療リンパドレナージセラピスト」「リンパリファインセラピスト」の3つの資格についてご紹介。資格の内容や受験方法について詳しくまとめています。「リンパケアセラピストになりたい。けど、どの資格を選べばいいか迷っている…」そんなあなたはぜひ参考にしてみてください。

リンパケアセラピスト

日本能力開発推進協会 (JADP)が認定を行なっている「リンパケアセラピスト」。身体の仕組みに関する基礎的な知識や、アロマオイルの効果・効能などの専門的な知識、そしてマッサージ技術を持つプロのセラピストであることを証明する資格です。協会指定の教育機関(キャリアカレッジジャパン)による学習カリキュラムを修了した方に受験資格が与えられます。

受験方法

協会指定の教育機関による学習カリキュラムが修了した後、随時、在宅で試験を受けることが可能。カリキュラム修了生は何度でも受けられます。しかも家でテキストを見ながら受験できるので、暗記が苦手な方でも安心です。合格基準は70%以上の得点率。結果の通知は、約1ヶ月で受け取ることができます。

受験費用

5,600円

受験形式

筆記試験(記述式)

医療リンパドレナージセラピスト

スキンケアやリンパドレナージュ、圧迫療法などの複合的理学療法(リンパ浮腫保存的治療法)による治療のほか、患者やそのご家族に向けて医師の診断・指示に基づく生活指導を行なう施術者に認められる資格。日本医療リンパドレナージ協会が開催する養成講習会の修了試験合格をもって、受験資格が与えられます。なお、講習会の参加資格は、医師・正看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師の有資格者もしくは資格取得中の学生に限られています。

受験方法

日本医療リンパドレナージ協会開催の講習会の修了試験合格後2年以内に、申込書・志望理由書・職務経歴書・証明写真を協会宛てに送ります。その後指定の会場で書類選考と実技試験を受け、基準点を超えている受験者のうち、上位12名のみが合格する。システム結果は郵送で送られてきます。

受験費用

17,280円

受験形式

書類選考および実技試験

リンパリファインセラピスト

一般社団法人・国際セラピスト支援振興協会とグローバルボディケア総合学院が認定する民間資格。グローバルボディケア総合学院が実施している通信講座の修了をもって、無試験で認定を受けることができます。講座では、リンパトリートメントの理論・実技の両方を習得可能。一般社団法人ITSA認定「リンパリファインセラピスト認定証」とグローバルボディケア総合学院認定「リンパリファインセラピスト認定証」が授与されます。受講の目安期間は2~8ヶ月とひろく設定されており、受講者それぞれのペースで進められる内容です。

受験方法

※通信講座の修了で資格が与えられるので、試験は不要です。

受講費用

75,600円

受験形式

※通信講座の修了で資格が与えられるので、試験は不要です。

独学でも資格は取れる?

独学でリンパドレナージュを学ぶのは、「難しい」どころか「危険行為」とも言えます。もともと医療分野で使われていたリンパドレナージュ。ただのマッサージではなく、リンパの流れや体の仕組みなどの専門的な知識が必要とされているほどのものなのです。そのためあいまいな知識・技術で施術を行なってしまうと、老廃物を排出させることはおろか、体に悪影響を及ぼすことになります。独学で学びたいという方は、このことを踏まえ、きちんとした医学的根拠に基づく体の仕組みやリンパの流れを学ぶ必要があるのです。

リンパケアセラピストの資格をスクール(通学)で取るには

リンパケアセラピスト資格取得のためにスクールに通うメリットとデメリットを紹介します。

メリット
  • 実際に講師による実技指導が受けられる
  • リアルタイムで講師に質問できる
デメリット
  • 数十万単位の費用がかかる
  • 拘束時間(通学・授業)が長い

スクールに通学してリンパケアセラピストを目指す最大のメリットは何といっても実技指導を学べることです。スクールの講師の手技を生で見て覚えられるだけでなく、自分のマッサージをその場で見てもらい、アドバイスをもらえるメリットはとても大きなもの。セラピストの仕事をする以上、施術の技術はお客様の満足度に影響します。その点、スクールで実技を学ぶことで、現場での経験に活かすことができます。

一方、スクール通学にかかる費用は高くなりがち。たとえば6ヶ月間のコースを受講すると50万円かかるスクールもあります。受講費に加え、教材や資格認定費など、別途費用も必要になってくるので、リンパケアセラピストを目指す方は一度お財布と相談する必要がありそうですね。

リンパケアセラピストの資格を通信講座で取るには

リンパケアセラピストの資格を通信講座で取得するメリットとデメリットを紹介します。

メリット
  • 比較的リーズナブルに受講できる
  • 自分のペースで学習を進められる
デメリット
  • 直接指導が受けられない
  • 拘束力が弱い

通信講座の大きな魅力は自分のペースで学習を進められること。このことは、お仕事や子育てをしながら資格取得を目指す多くの方が通信講座を選択し、サロンの開業に至っていることからもわかるとおり。1日数十分のみの勉強を毎日コツコツ続けるだけで、2,3ヶ月で資格を取得することができます。さらに費用も5万円程度で受講できる講座もあり、スクールに比べてかなり安く済ませることも可能。時間もお金も余裕がない方にはおすすめです。

ただし、講師による直接の指導が受けられないのは難点。施術における手技は、セラピストとしてはとても重要なものです。しかし、最近ではDVDによる細やかな指導も行なっている講座は増えてきており、実践的な知識・スキルが身に着けられるようになってきています。通信講座を検討中の方は、ぜひそうした点もチェックしてみてください。

まとめ

お仕事や子育てで忙しい毎日を送りながらリンパケアセラピストを目指す方には、通信講座がおすすめ。家にいながら空いた時間を見つけて自分のペースで学習を進められるからです。費用負担もそれほど大きくないので、負担なく、資格を取得できます。最近ではリアルタイムで何度でも質問できる学習サポートが整えられていたり、就職・転職・開業支援を行なっている講座もあります。リンパケアセラピストの資格を取得して、さらなるステップアップを目指している方は要チェックです。